Lightblue Technology

建設・建築業界のTech/AIベンチャーまとめ(実績あり)

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はじめに

建設会社である自社もDXの流れに乗り、ICT、ドローン、AIで業務改善を行いたい、業界の先を見据えた経営者がそう考えるのも当然でしょう。

特に技術の最先端を先取りして他社の先を行きたい、と考える方も多いのではないでしょうか。

最先端の技術はTech系のベンチャーが発信となることが多く、国内の建設業界でも例外ではありません。

近年そのような企業が増えつつあり、どのような企業にアプローチすべきか頭を悩ませる担当者も多いでしょう。

そこで本記事では、ICT、AI、労災防止の三つの分野において実績のあるTechベンチャーをご紹介します。

各社の主要技術と有効な課題も紹介しますので、解決したい課題内容と照らし合わせて、リストを有効活用していただければと思います。

建設系に実績のあるTechベンチャーリスト

No企業名分野主要技術有効な課題実績
1株式会社アンドパッドICT施工管理アプリ事務作業効率化、図面電子化、現場作業の効率化国内で50,000社以上
2株式会社フォトラクションICTクラウドサービス現場作業効率化、図面電子化国内建設プロジェクト50,000件以上
3テラドローン株式会社ICTドローン測量測量・屋根点検の省人化大林組、ダイワハウス、KDDIなど
4株式会社DeepXAIAIによる重機自動操縦重機自動化、現場作業員削減フジタ
5株式会社 Lightblue TechnologyAIAIによる課題解決全般労災防止、安全監視清水建設、日経、アナップ、リジョブなど
6株式会社ブレインパッドAIAIによる遠隔点検・データ解析遠隔点検、遠隔計測、現場作業員削減大東建託、ミサワホーム、など建築系6社
7クエスタAI、労災独自のモニター製品安全監視、労災防止、現場作業効率化スーパーゼネコン3社を含む400現場以上
8エコモットAI、労災IoT×AIの防災・監視システム安全監視、労災防止、遠隔計測KDDI、日本コムシスなど
9株式会社ジョリーグッド労災VR技術を活用した教育労災防止、遠隔教育電通、博報堂など

これからリスト上の各企業について、簡単に紹介していきます。

<株式会社アンドパッド>

・分野

独自の施工管理アプリによる作業効率化

・実績

新和建設、広島建設など国内で50,000社以上

・会社概要

2014年に創業し、東京含む国内4拠点を持つ建設IT系のTechベンチャー企業です。

主要製品のANDPADは国内で50,000社以上の実績があり、Mizuho Innovation Awardを含む多数の賞も獲得しています。

・得意技術

主要製品のANDPADは、建設現場での事務作業、コミュニケーションや図面管理を1つのアプリで効率化することができ、建設版Slackとも呼ばれています。

建設現場につきものであった紙類を不要とするだけでなく、PC上の写真やエクセルまでも一元管理ができるため、事務作業の大幅な効率化が見込めます。

新たな機能が続々と開発され、改良が続いているためこれから先も期待が持てます。

・有効な課題

事務作業効率化、図面電子化、現場作業効率化

<株式会社フォトラクション>

・分野

建設業に特化したクラウドサービスによる生産性と品質向上

・実績

清水建設、大成建設、アズビルなど建設大手

国内建設プロジェクト50,000件以上で採用

・会社概要

2016年に創業した東京に拠点を持つ建設IT系のTechベンチャーです。

主要製品のPhotoructionは、国内50,000以上の建設プロジェクトで使用され、今年2020年に国土交通省のNETISに登録されました。

・得意技術

主要製品のPhotoructionは、その名の通り建設に関わる図面や写真を一元管理することができるクラウドサービスです。

簡単な操作やシンプルな管理画面による使いやすさをアピールポイントとしているようです。

また、同社が新たに進めるaoz cloudと連携すればAIによる業務自動化も可能とのことです。

・有効な課題

現場作業効率化、図面電子化

<テラドローン株式会社>

・分野

土木、森林、インフラ関連のドローン測量ソリューションによる省人化

・実績

主要取引先は大林組、ダイワハウス、KDDIなど。独立サービスのTerraRooferは導入400社以上

・会社概要

2016年に創業し、本社東京を含む全国5つの拠点と2つのグループ会社を持つドローン専門のTechベンチャーです。

土木、森林、インフラなど建設系の測量に強いだけでなく、民家の屋根の点検に特化したTerraRooferと呼ばれるオールインワンのサービスが特徴的です。

・得意技術

ドローン専門のベンチャーということもあり、ドローン測量に必要なフライト管理や地形の3次元データ生成を行うソフト開発を得意としています。

独自開発したTerraLidarは従来の1/2~1/3の価格による提供が可能とのことです。

民家の屋根の点検に特化したTerraRooferは建築事務所でも導入実績があるほど手軽に導入できるサービスのようです。

・有効な課題

測量・屋根点検の省人化

株式会社DeepX

・分野

製造業の自動化に特化したAIソリューションによる省人化

・実績

フジタへの油圧シャベル無人操縦技術の導入

・会社概要

2016年に創業し、東京に本社を構えるAI系のTechベンチャーです。

機械の自動化による生産現場革新を掲げており、建設、食品、農業、物流の4つの分野に特化したAIソリューションを提供しています。

・得意技術

社名の通りAI技術のディープラーニングを得意とするベンチャーであり、ロボティクス分野に知見のあるメンバーが揃っているため、重機を含む制御系の自動化を得意としているようです。

同社が実績として挙げている油圧シャベルの無人操縦でその技術力が発揮されていました。

・有効な課題

重機の自動化、現場作業員削減

<株式会社 Lightblue Technology>

・分野

人に特化したAIソリューションによる課題解決全般

・実績

日経、アナップ、リジョブなど。清水建設で共同でAI監視システムを開発。

・会社概要

2018年に創業し、東京に本社を構えるAI系のTechベンチャーです。

特定の分野にこだわらず、人にフォーカスした汎用的なAIのプラットフォーム設計に重きを置いており、AIがAIを育てるZig-Zag AIシステムは他社で見られないユニークなAIです。

・得意技術

ディープラーニング技術を軸として画像認識、音声解析、言語解析など日常生活に特化したソリューションを得意としているようです。

建設とは一見、無関係に見えますが、労災防止の観点で重機接触防止のAI監視システムを開発し、業界で存在感を見せています。

汎用性のある技術力から、柔軟な課題解決を期待することができるベンチャーでしょう。

・有効な課題

労災防止、安全監視

<株式会社ブレインパッド>

・分野

AIを用いた画像・データ解析ソリューションによる課題解決全般

・実績

大東建託、ミサワホーム、積水ハウスなど建築系6社。他業種含めて1000社以上の実績あり

・会社概要

2004年に創業し、東京に2拠点と、国内と国外に1社ずつのグループ会社を持つAI系Techベンチャーです。

データの活用を最重視しており、同社の独自AIサービスである+AIは身近なものへのAI導入をアピールポイントとし、1000社以上のデータ活用支援実績があります。

・得意技術

ビッグデータの解析を軸にしたAIデータ分析を得意としていますが、画像解析の分野でも実績があるようです。

建設分野においては、その画像解析技術を活用してコンクリート護岸の劣化検出を行い、検査の自動化を達成しました。

点検、検査の自動化という面で強みを発揮できるベンチャーと思われます。

・有効な課題

遠隔点検、遠隔計測、現場作業員削減

<クエスタ>

・分野

ユニークなモニター製品による安全対策や業務効率化

・実績

スーパーゼネコン3社を含む400現場以上への導入実績

・会社概要

2012に創業し、埼玉県の本社を含む国内3拠点を持つTech系ベンチャーです。

建設現場向けのユニークなサービスを展開しており、特に現場の安全対策を重視したサービスで売上を2019年から大幅に伸ばしています。

・得意技術

モニター関連のサービスが多数を占めており、モニターに表示される内容で様々な課題を解決することを得意としています。

このモニターでは、作業員同士の意思疎通を行ったり、現場の監視を行うだけでなく、ユニークなAIによる労災予報も表示することができるようです。

設置も容易でPCから簡単に管理することができる点も導入が増えている理由と考えられます。

・有効な課題

安全監視、労災防止、現場作業効率化

<エコモット>

・分野

IoT×AIの防災・監視ソリューションによる省人化と安全対策

・実績

KDDI、日本コムシスなどとの取引実績。同社製品について7000以上の現場設置と18000の運用実績

・会社概要

2007年に創業し、北海道の本社をはじめ国内に8拠点を構えるAI系Techベンチャーです。

IoT×AIのソリューションに強みがあるだけでなく、画像解析×AIの技術も持ち、7000以上の現場設置と18000アイテムの常時運用を行っている実績があります。

・得意技術

IoTによる監視、計測系のソリューションが強みであり、自社でセンサー機器の開発も行っています。

建設関連では、自然災害の予知や2次災害を監視するソリューションだけでなく、山留め工事による山留壁の変形を検出するシステムも提供し、現場の安全に貢献しています。

画像解析×AIでも、ハーネスの着用有無を自動検出するシステムも開発しており、現場に関わる課題に強いベンチャーといえるでしょう。

・有効な課題

安全監視、労災防止、遠隔計測

<株式会社ジョリーグッド>

・分野

VR技術を活用したソリューションによる教育革新

・実績

電通、博報堂などとの取引実績。メッドコミュニケーションとの協業による労災防止ソリューションの開発。

・会社概要

2014年に創業し、東京に本社を構えるVR特化型のTechベンチャーです。

VRを活用したソリューションに強みを持ち、医療、教育、介護現場だけでなく建設現場向けの安全研修ソリューションも提供しています。

アミューズメントのイメージが大きいVRですが、研修や教育に関わる分野でも活躍しています。

・得意技術

VRといえば娯楽のイメージが強いですが、同社ではそれだけでなく教育に力を入れたソリューションが特長です。

メッドコミュニケーションと共同で開発した建設業危険予知VRでは、360度全視点に広がる仮想の建設現場で危険箇所を見つけたり、体験することで、作業員の労災防止に貢献できるでしょう。

また、VRを使えば遠隔地にいても現場作業の教育ができることから、教育コスト低減にも役立てそうです。

・有効な課題

労災防止、遠隔教育

最後に

今回、Techベンチャーを9社紹介しましたが、時が経つにつれて、新たなベンチャーも立ち上がるとともに様々なベンチャーが実績を重ねていくことでしょう。

加速する建築業界のDXは、建築業界の未来を明るく照らしていくものと思います。

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